2005/11/08 Tuesday 23:47
11月の読書(1) 「百器徒然袋−雨」
病院の待合室ってなぜか読書に集中できます。あまりに騒々しいとさすがに集中力が途切れますが、それも少々ならば全く気にならず、目線は手元の本へ注がれるのみ。雰囲気とかあるんでしょうかね…。
そんなわけで、皮膚科と眼科に通いつつ読んだ本を。
百器徒然袋−雨 [bk1] : [Amazon]
京極 夏彦
¥1,040(税込)・講談社文庫・4062751801
悩みを抱え、薔薇十字探偵社の元を訪れた僕。
調査も推理もせず、誰しもが奇人変人といった類に分類する探偵榎木津は、ただし秘密を暴く力を持っている――。
京極堂シリーズの、文庫版最新刊。
厚みこそあるものの、実際には三つの話に分かれているため、同シリーズの他の作品と比較して読みやすいです(とはいっても、各話とも200ページ強と、薄手の文庫一冊分の量がありますが…)。
今作はちょっと趣向が違い、薔薇十字探偵、榎木津礼二郎が主人公というのがポイント。
語り部もいつもの登場人物の一人、作家の関口ではなく違う人物のためか雰囲気すら違うように感じました。
一話が常より短いためか起承転結が明快で、また、「うへっ」と思わされるようないつもの難解な、二転三転とするような展開がそれほどないです。私にとってはこれは分かりやすく読みやすいと感じさせる要因となったのですが、もしかしたら読み慣れている方には物足りないかな…。
榎木津が大活躍(?)なので、彼が好きな方には特にオススメです。また、京極堂シリーズを途中まで読んだけど止めてしまったという方にも。
しかし、解説の阿部寛さん。映画版の榎木津役でしたが、作中に出てくる形容詞と全く合わないのですが…!
全3編。
2005/11/02読了。
comments
- ひなの | 2005/11/22 Tuesday 16:25
- お久しぶりです。
京極堂シリーズ好きでしたが、いつの間にやらこの番外編というか、榎木津が主人公のシリーズの方が好きに……。ちょっと軽いノリになってて読みやすいですよね。
「榎木津が大活躍」にクエスチョンマークがついてるのがツボにはまりました。活躍というより大暴れ?(笑)
- トルキー | 2005/11/22 Tuesday 23:38
- >ひなのさま
こちらこそお久しぶりです!
私もこちらの方が読みやすくてよかったなぁと思いました。本編も面白いのですがちょっと重厚すぎる面が…。流し読みをする人間なので、振り返りながら読まないと時折ついていけなくなったり(汗)。
>活躍というより大暴れ?(笑)
あ、そちらの方がぴったりかもしれないです!
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