2005/10/24 Monday 23:31
10月の読書(1) 「電子の星 池袋ウエストゲートパークIV」
約2ヶ月ぶりの読書。
電子の星 池袋ウエストゲートパークIV [bk1] : [Amazon]
石田 衣良
¥540(税込)・文春文庫・406340563X
ネットを通じてばらまかれるラーメン屋への悪意、息子を亡くした父親と探すその死の真相、売春、死体――。
池袋にある家業の果物屋を手伝いながら、ファション雑誌にコラムを書いて暮らすマコトがツテを辿って持ち込まれる事件の数々の真実を探る――。
池袋〜シリーズの4冊目。ドラマは一度たりとも見たことがなかったし(そもそもTBS系列のテレビ局は秋田にはないので、午後4時とか変な時間帯に放送されていたような…)、またこれからも見ることはないように思うけれど、原作は文庫版が発売されるごとに読んでいます。
小説が映画化やドラマ化されると、その映像ではなく原作の方がどうしても読みたくなってしまう人間です。恐らくは天の邪鬼なんでしょう。
主人公のマコトの元に来る人間たちは、皆どこか心に傷を負っていて、自分だけの力ではどうにもならないことにもがき苦しみ、そして助けを求めているように見える。
この本に収録された4作にしてもそれは同様のこと。
読んでいて、久しぶりに背筋がぞわっとくるような「悪寒」ともいうべきものを味わったのは、書名にもなっている「電子の星」。
裏表紙にアングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
と書かれているとおり、人の体を傷つける描写があるのだけれども、怖くて…というか生理的に受け付けず、思わずその数ページを殆ど読み飛ばしてしまいました。
ストーリーは、相変わらずスピード感ある文体で生き生きと書かれていて読みやすい。読書が嫌いう人も、こういった本ならば大丈夫なのでは…と個人的には思います。
それにしても、「池袋のキング」ことタカシは相変わらず凍えた月のようにかっこいい。
2005/10/20読了。
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